笠置山( かさぎやま) [美濃] 1128m |
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1992.9.23 博石館からの笠置山 |
恵那ICで高速を下りて、県道を北へ。「望郷の森」の看板に従って脇道に入る。以前、閉鎖されたグリーンピア恵那へ上がって行く道のようだ。途中から左に別れ
て山道に入ると、急に道が狭くなる。乗用車がぎりぎりすれ違えるくらいの舗装道路をずいぶん進むと、望郷の森の駐車場に着く。ここから歩きだすことにするが、駐車場の案内板を見ると、頂上まで30分くらいで行けるらしい。こりゃちょっと楽すぎたかなと思ったが、まあ、犬の足慣らしだからね。 |
犬をリードにつないで遊歩道を登り始める。いつもの散歩のときの同じように、ぐんぐんリードを引っ張って登っていく。アシスト付き自転車で坂道を登るようなもので、まじめに歩いてくれれば楽チンなのだが、道草を食うのも得意技なので、リードを手繰ったり、緩めたりとなかなか気を使いながら歩かなければならない。 |
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遊歩道を登り始める |
道はヒノキの植林の中をゆるやかに登っていく。ヒノキの下を一面に笹が覆っていて、人工林ながら気持ちがいい。しかし、足元は延々と丸太階段が続いていて、歩幅がいまいち合わなくて歩きづらい。 |
物見岩に上がると眼下に恵那から中津川にかけての谷間が見下ろせる。正面あたりは恵那山だと思われるが、雲がかかってしかも逆光にかすんでいる。 物見岩の横には古代の祭祀に使われたペトログラフという文様が刻まれているらしいが、よく分からなかった。ペトログラフは山中の岩のあちこちにあるらしい。 |
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物見岩 |
物見岩からは散策路の勾配が緩くなるが、相変わらずの植林地帯。10分ほどで山頂の笠置神社に到着。 |
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笠置神社の前で |
左がヒカリゴケのある岩場。右が百丈岩。 |
ヒカリゴケ |
右手から社殿の後ろに回って、ヒカリゴケを見に行く。急な坂を下ると巨大な岩がいくつも立っていて、風景が一変する。岩のくぼみにわずかに光るものがあって、こんなもんかと思ったが、 さらに下って標識のある大きな岩の間の奥は、岩棚の中が見事に緑に光っていた。岐阜県の天然記念物らしい。 隣にそそり立つ百丈岩には岩肌にヒノキがしがみついて生えていて、これも迫力がある。梯子があって岩の上に登れそうだが、梯子まで取りつくのが大変そうで、諦めた。 |
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百丈岩のヒノキ |
神社の境内に戻って昼食を食べる。風が少々冷たくて、日陰にいると少し寒い。 |
展望台からは左手にかすかに霞んだ御岳が見える。正面には隣の二ツ森山。展望図によれば右手には中央アルプスが見えるようで、空気の澄んだ季節ならパノラマが楽しめるのかもしれない。 |
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隣の二ツ森山。霞む稜線は奥三界岳。 |
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[山行日] | 2007/10/13(土) | |
[天気] | 晴れ | |
[アプローチ] | 中央道 恵那IC →(県道68号)→
恵那市中野方 →
望郷の森駐車場 [約20km] ・数十台駐車可能。トイレあり。 |
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[コースタイム] | 11:30 望郷の森駐車場 (0:15) 物見岩 (0:10) 笠置山山頂(笠置神社奥宮) <ヒカリゴケ往復(0:10)、展望台往復(0:10)> (0:20) 望郷の森駐車場 14:00 (計1:05) | |
[地図] | 切井 (1/25000) |